高額医療費制度の見直し

その他

少し前に話題になりましたが日本国民のセーフティネットである高額医療費制度が引き上げになるようです。

といっても現時点では当初2025年8月から適用とされていたものが見送りになっています。(秋までに改めて方針検討するとのこと)

今回はこの高額医療費制度って何なの?って話とどういう改正案だったの?という2点を書こうと思います。

そもそも高額医療費制度をカンタンに言うと
 月に掛かる医療費の上限金額を定めてくれている制度
です。

これにより手術やガンの治療など3割負担でも大金が必要になるケースでも定められた上限額以上の支払い分は払い戻して貰えることになりますので、本当にめちゃくちゃ大事な制度です。

さて、旧Twitterでは働く世帯の負担増で治療を諦めるケースが出てくる、といった論調で批判が噴出している印象です。

働く世帯ど真ん中の我が家としては目を覆いたくなる悲劇ですが、本当に命を諦めるしかないのかは資料を見て確認する必要があります。本当にそうなら本格的に子供を諦めるしかなくなっちゃいますからね。自分が生きていくために。

せっかくなので、こちらの厚生労働省が出している資料を引用します。

 引用:厚生労働省 保険局 高額医療費制度の見直しについて

—引用ここから
見直しの理由:
 高齢化や高額薬剤の普及等によりその総額は年々増加しており、結果として現役世代を中心とした保険料が増加してきた。そこで、セーフティネットとしての高額療養費の役割を維持しつつ、健康な方を含めた全ての世代の被保険者の保険料負担の軽減を図るため

—引用ここまで

私は上記画像の①表でいうと(~770万円)かその上(~1160万円)の枠ですね。
つまり、10%~12.5%の増加となります。

とりあえず、(~770万円※10%増)だとして変更前後の金額を見てみましょう。
現在の高額医療費制度の金額は以下表のとおりです。

年収~770万円ですと以下の金額が上限額になります。
変更前 80,100円+(医療費-267,000円)×1%

それが変更後だと+10%となります。
変更後 88,200円+(医療費-294,000円)×1%

×1%のところは置いておいて、これだけなら月8,100円(年97,200円)の増加なので、命を諦めるかと言われたら諦めないです。

ただ、ちなみに一つ上のランク(~1160万円)になると、現行制度でも「167,400円+~~」となるのでシングルインカムの家庭だと普通に死にますね。現行制度の時点でかなりきついと思います。

と、一部許されざることはありつつ、これだけで済むならまだ許されたものの、表の下部分に「②各所得区分の細分化(2026年8月~、2027年8月~」と書いてあり、細分化もするよと記載があります。

そして、これが細分化後(2026年8月~)の表です。

これ年収換算って書いてあるけど所得だったりしないですよね・・・?
元々、年収370万円~770万円という幅が
①年収650万円~770万円
②年収510万円~650万円
③年収370万円~510万円
の三段階に分かれています。

ここで、上限金額88,200円に該当するのは③です。
つまり細分化といいつつ年収510万円以上の方はまた値上げということになります。

なお、①②の上限額は以下となります。
①年収650万円~770万円の上限額:
 113,400円+(医療費-378,000)×1%

②年収510万円~650万円の上限額:
 100,800円+(医療費-336,000)×1%

私個人でいうと少なくとも現行制度から月3万の値上げになります。(ベアもある時代なので来年にもランクが上がるかもしれませんが考えたくないです)
今度から+3万で11万いただきます!といわれるときついものがありますね。

トドメが2027年8月以降の表(以下)です。さらに細分化という名の値上げがなされます。。(私個人はプラス2万で約14万に・・・・)

ちょっと表は細かいので見るのが大変かもしれませんが、最終的に現在8万円が上限となっているところ、ほぼ倍の14万円を上限にするよ、というのがこの改正案の趣旨となります。

これはまあ騒がれますね・・・・

とはいえ、これまで書いていませんでしたが、多数回該当という制度があって、これは1年で3回限度額を超えると4回目からは限度額を下げてくれる制度です。

なので、年間単位でお金がかかるご病気の方に関しては増加が抑えられるということで、死ぬギリギリのラインが見極められているのかもしれません。

自民党は一回政権手放してから「やっぱうまくいかないから自民に戻さなきゃ!」という揺り戻しを期待しているんですかね?前回の民主党政権の時のように。

それか、働く世帯って投票率の低さからただただ軽視されてるんですかね。賢い政治家の方々が何を思っているのか気になりますね。

ここまで見てくださってありがとうございます。
何とか生き残る策を考えましょう。



<更新履歴>
2025/5/10 文言等の見直し