生活防衛資金っていくら必要?

貯蓄

全力で投資したいと思う一方で、事故や病気、家電の故障といった急な出費や失業や休職による収入減などの予期せぬ出来事には備えねばなりません。
生活防衛資金というやつです。

ではいくら現金で持っておかないといけないんだろうと思って調べたところ、
 月々の生活費の3ヵ月~12ヵ月程度 と出てきました。

個人的な金額だと月々の生活費が67万円なので
 3ヵ月だと201万円
 6ヵ月だと402万円
 12か月だと804万円
となります。
※月々の生活費はこちらを参照 月々の貯蓄ってどれくらいすりゃいいの??

さすがに幅がありすぎるので実際いくら必要なのか少し考えていこうと思います。
なお、かなり個人の裁量や状況で変わってくる数字だと思うので考え方の参考程度に見ていただくのが良いかと思います。

1.生活費の削減

まず、生活費ですが削れるところは削っていきましょう。
生活防衛資金とはあくまで通常の生活に戻るまでに必要なお金で、この「通常の生活」に戻るという前提がある以上、貯蓄など一時的に支出を減らすのは有りかなと思います。

-1.基礎となる生活費

まず基礎となる生活費からです。
こちらで以前算出した数字をベースとします。
 参照:月々の貯蓄ってどれくらいすりゃいいの??

-2.緊急時の生活費

-1.をベースに削れる生活費は削って緊急時の生活費を算出しましょう。

<月々の支出:67万円→45万円>
 1.固定費  計 24万円
  住宅費・雑費 19.5万円
  ネット・携帯 1.0万円
  保険     1.0万円
  美容院    2.0万円
  サブスク   0.5万円
 2.変動費  計 23万円→14万円
  電気ガス水道 3.0万円
  食費     7.0万円→6万円
  服・化粧品  2.0万円
  日用品    1.0万円
  外食・デート 6.0万円→0円
  その他小遣い 4.0万円→2万円
 3.貯蓄   計 20万円→7万円
  積立NISA   12万円→0円
  持株会    5.0万円
  確定拠出年金 2.0万円→1万円
  年金     1.0万円

上記の通り、削りに削って生活費は45万円/月が良いところかなと思います。
美容院や服などの身だしなみについては状況によっては削っていけない部分になるのでそのまま残しています。転職するケースなどですね。

2.貯金が必要なケースと金額の確認

1.にて算出した緊急時の生活費:45万円/月をベースに考えていきます。

ケース① 事故や災害に向けた準備

事故による他害や地震家事といった天災を想定しています。
これらは金額が大きくなりすぎてしまうので私も含めた一般家庭においては保険でカバーすべき内容かなと思います。

<結論>
生活防衛資金(ケース①分)としては保険以上の準備は不要


なお、保険による給付金は保険法により申請から30日以内に給付されるようです。
割と早いですね。

ケース② 病気や怪我に向けた準備

完全に感覚ですが、3ヵ月程度はがっつり治療が掛かる前提で計算していきます。
医療費は現行法だと上限が8万円程度(高額医療費制度を適用)なので移動費等も含めて月々掛かる金額は約10万円と仮定します。
※高額医療費制度はこちらの記事をご参照ください。(今年にも値上がるかもしれません・・)

<結果>
生活防衛資金(ケース②分)としては3ヵ月×10万円=30万円の確保が必要

なお、病気・怪我に伴って失業せざるを得ない場合もあるかと思いますが、その分の金額はこの後算出することにします。

ケース③ 家電等の故障・買い替えに向けた準備

PCやゲーム機であれば我慢という選択肢も取り得ますが、冷蔵庫などの生活に必須な家電もあるのである程度の現金の確保は必要となります。

上記のような突発的な支出については以前↓で整理した金額(40万円)をそのまま使います。
参照:毎月出費がある気がする「突発的な支出」について
この40万円には緊急性があまりないPCなども入っていますが、このくらいであれば大き目に見るのは良いかなと思っています。

<結果>
生活防衛資金(ケース③分)としては突発的な支出として確保している40万円の準備が必要

ケース④ 失業に向けた準備

基本は失業保険でカバーします。
失業認定日まで凡そ1ヵ月、自己都合の場合はそこから更に給付制限期間が1ヵ月あるので最大2ヵ月後から失業保険が給付されることとなります。
(2025年4月から雇用保険法が改正され給付制限期間が2ヵ月→1ヵ月に短縮されたみたいです!)

保険額は収入によって異なりますが離職前の収入の50%~80%が支給されます。
細かい計算は省きますが個人的には収入の50%しか貰えないです・・

何かしらの事情があって夫婦の片方が仕事を辞めざるを得なくなった場合を想定すると、
1.失業保険給付までの2ヵ月間の生活費
 →片方の収入はあるので実質1ヵ月分でOK
2.失業保険給付後、再就職(3ヵ月後想定)までの生活費
 →50%は失業保険でカバーできるので1.5ヵ月分の生活費が必要
  →こちらも片方の収入はあるので半分の0.75ヵ月分でOK

なので、1+2で合計1.75ヵ月分の生活費があれば5ヵ月は生活できそうですね。
もし再就職が厳しいようであれば更に生活レベルを落としつつバイトをするのかなと思います。

また、やんごとなき事情にて二人とも失業した場合はその時点で実家に戻るしかないですね。
どちらの実家にお世話になるかはその時相談ですが。

<結果>
生活防衛資金(失業部門)として、1.75ヵ月×生活費45万円=約80万円の生活費の準備が必要

3.最低限必要なお金(生活防衛資金)はいくら?

2.で出したお金をそれぞれ足していきます。
ケース① 0円
ケース② 30万円
ケース③ 40万円
ケース④ 80万円

上記ケース①~④を合計して私の生活防衛資金は
 150万円
となりました。

上記以上の支出が見込まれるケースになったら生活防衛資金を消費している間に株などの金融資産を現金に換えるしかないですね。
割と少なめに出てしまって少しビクつきますが実態としては割と十分な気がします。

ちなみに、これは自分で最低限必要だと思った金額なので人に勧める場合などは少し大きめに「今の生活費の6ヵ月分くらいがいいよ」というと思います。
安全って大事ですね。